冬が近づくと、デパートやテレビCMなどでもよく耳にする「お歳暮」。
そもそもお歳暮とは何なのか。時期はいつなのか。予算相場はどのくらいなのか。何を贈ればいのか。など皆さんはちゃんと知っているでしょうか?今日はそんなお歳暮について解説していきます。
社会人として最低限知っておかないと恥ずかしい思いをするかもしれません。しっかり覚えていってください!
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そもそも「お中元」「お歳暮」とは
お歳暮とは、日頃からお世話になっている方へ感謝の気持ちと相手の健康願う気持ちを込めて年末に贈り物をする風習です。
また「来年もよろしくお願いします」といった次の年の挨拶を伝える贈り物でもあります。
誰に贈る?!贈る相手について
お歳暮を誰に贈れば良いか悩む方も多いと思います。
本来は感謝の気持ちを伝える風習なので誰に贈らないといけないと言うような決まりはありません。そのため祖父や祖母、ご両親に友人や知人、先生などあなたが感謝の気持ちを伝えたい方に贈ると良いでしょう。
しかし、社会人の方の場合は感謝の気持ちもそうですが、暗黙の了解として直属の上司や取引先には贈った方が良いとされています。今後の縁がつながる可能性もあるので気持ちを込めて贈りましょう。
お歳暮とお中元の違いは?
ここまでで、お歳暮とは何なのかを知ることができたと思います。それでは、お歳暮と同じくよく耳にする「お中元」との違いは何でしょうか?
実はお中元もお歳暮もほとんど似たような意味合いを持っています。大きな違いとして贈る時期が時期が違います。冬に贈るお歳暮とは違い、お中元は「夏」に贈るものです。
その他、細かな意味合いや違いについては以下の記事を参考にしてみてください。
お歳暮を贈るタイミング(時期)
次はお歳暮を贈るタイミング(時期)について解説します。
全国的な目安では、12月13日から12月20日の期間が最適だと言われています。
しかし関西と関東では、ほんの少しだけ時期が変わってきます。
関東…12月初旬~12月31日
関西…12月13日~12月31日
その他にも地域によって多少の前後などはあるとは思いますが、分からない場合は13〜20日の期間に贈っておけば良いでしょう。
お返しは必要??
自分はお歳暮を贈っていないけれど、一方的にもらった場合はお返しが必要なのでしょうか。
結論としてお返しは基本的には必要ありません。お祝い事の際は、お返しや内祝いをしますがお歳暮の場合は感謝の気持ちを伝える挨拶なので、不要とされています。
しかし、目上の方にいただいた場合や気がひけると感じる方はお返しをすると良いでしょう。お返しをする時期としてはなるべく年内。遅くても松の内の期間(1/7)が明けるまでに贈りましょう。
熨斗について
お歳暮は一般的に、「熨斗紙」と言われる紙に包んで贈るのが礼儀とされています。また熨斗の水引も間違えると失礼にあたるので注意が必要です。ちなみに、お歳暮の場合は「赤白の蝶結び(5本)」が最適です。
そもそも熨斗や水引とは何なのか。書き方が分からない。そんな方は以下の記事を参考にしてみてください。
送り状・お礼状について
お歳暮をする際は、贈り物だけではなく感謝の思いを込めた送り状やお礼状も忘れないように添えましょう。また上司など目上の方には手紙のマナーにも注意が必要です。
手紙の組み立て例
- 頭語(拝啓や謹啓など)
- 時候の挨拶
- 感謝の言葉(贈り物についても)
- 今後のお付き合いや、相手の健康を願う言葉
- 結語(敬具や謹言など)
- 日付・著名
「頭語・結語」や「時候の挨拶・季節の言葉」に関しては以下の記事を参考にしてください。
祝い状やお礼状などの際に役立つ手紙のマナーについて解説しています。
金額の予算相場
次は気になる予算相場です。お歳暮の予算相場は、3000~10000円前後と言われています。
お歳暮は冒頭でも話した通り感謝の気持ちを伝えるギフトです。そのため高価なものを贈ればいいと言うわけでもありません。また逆に高価なものを贈るとかえって相手に気を遣わせてしまうかもしれません。金額よりも思いを込めた贈り物にしてください♪
おすすめの贈り物をご紹介!
さて、ここまでお歳暮に関しての知識について解説しました。ここからはぴったりなおすすめの贈り物をご紹介します!お歳暮の贈り物には飲食物がおすすめです!
また、贈り物をする際の注意点として縁起の悪いものを贈らないように気をつけてください。
和牛 (詰め合わせ・食べ比べセット)
お歳暮の贈り物に「和牛」などの高級食材は、人気が高くおすすめです!部位の好みもあるため贈る場合は事前にリサーチしておきましょう。分からない場合は詰め合わせセットなどが良いです。
また年末やお正月は人が集まることが多いため、詰め合わせセットや食べ比べのできるものは大活躍します!
馬肉 (詰め合わせ・食べ比べセット)
和牛に続き、「馬肉」もおすすめです!馬肉は産地周辺の方でなければ一般的に、なかなか食べる機会が少ない食材のため贈り物としての価値も高くぴったりです!
こちらも詰め合わせのものなど家族で食べることのできるものがおすすめです。
鍋の具材
お歳暮は冬の贈り物なので、「鍋の具材」の詰め合わせギフトもぴったりです。
野菜はもちろん、魚介類が特に人気が高くおすすめです!家族団欒で楽しめるギフトなので、お歳暮としてだけではなく、親戚の集まりの手土産としてもおすすめです。
調味料・ご飯のお供
実用性が高いので貰って困ることが少ないです。また賞味期限も長いため安心して贈ることができます。お肉などに比べたら比較的リーズナブルなものが多いためその点でもおすすめです。
熨斗、ラッピングに対応しています。
ケーキ
甘いものが好きな方には「ケーキ」の贈り物がおすすめです!
夏のお中元では、なかなか贈りにくい生菓子も寒い冬の時期であれば安心して贈ることができます。相手の好みや人数を考えてサイズや種類を決めましょう。
熨斗、メッセージカード、手提げ袋に対応しています。
ジュースギフト
みずみずしいジュースギフトギフトもおすすめ!お中元でもジュースの贈り物は人気ですが、お歳暮でも人気が高いため感謝の気持ちを込めた贈り物としてぴったりです!
年末年始は集まりが多いため、こちらも詰め合わせや食べ比べのできるものが良いでしょう。
焼き菓子
生ものと比べ「焼き菓子」は、比較的長持ちしますし保存方法も簡単なので何を贈ればいいか悩んだ際、ぴったりです!
相手の好みによって当たり外れがあるので、色々な味の入った詰め合わせがおすすめです。
熨斗、手提げ袋に対応しています。
紅茶・コーヒー
ティータイムが好きな相手には「紅茶」の詰め合わせギフトや飲み比べセツトがおすすめです。
紅茶ギフトも保存が長く効くものなので、相手の都合や人数などあまり知らなくても安心して贈ることができます。おしゃれなパッケージのものは、さらに特別感が増すためおすすめ!
実用的なアイテムの贈り物もおすすめ!
ここまで飲食物の贈り物をご紹介しましたが、次は実用性のある贈り物をご紹介します!
家族構成や趣向によって贈るものを決めると良いです。
タオルギフト
バスタオルやフェイスタオル、ハンドタオルなどタオルは全て生活する上で欠かせないものなので、実用性が高く、「タオルギフト」は相手に喜んでもらえるプレゼントになります。
また、こういった高級タオルは、なかなか普段自分で買う機会も少ないため、そういった面でもおすすめの贈り物です!熨斗にも対応しています。
入浴剤
冬はお湯に浸かる方が多いです。そのため「入浴剤」やバスソルトなどもぴったりです!
お歳暮で贈るのであれば、少量ではなくたっぷり容量のあるものがおすすめです。また注意点として相手が肌の弱い方であれば成分などには十分気をつけましょう。
体験ギフト
他とは一味違った贈り物をしたいと考えている方には「体験ギフト」がおすすめです。最近では、体験ギフトの種類も増えてきてパラグライダー体験から陶芸体験、エステ体験、温泉など幅広い体験ギフトが存在します。
ご両親や、祖父や祖母、上司夫妻などには温泉の体験ギフトがおすすめです!
感謝の想いを込めて
今回はお歳暮についての知識、そしておすすめの贈り物をご紹介しました。
お歳暮は、相手に感謝を伝える素晴らしい風習です。最近ではしない方も増えてきてしまっているようですが、是非お世話になった方へ感謝の想いを込めて贈り物をしてください。