お中元・お歳暮の違いは？贈る時期や、熨斗・水引きのマナー、予算の相場について解説！

夏や冬が近づくと、デパートや街中、CMでも目にする機会は多くなる「お中元」や「お歳暮」。あまり詳しくない人や、全然知らない人も意外と多いのではないでしょうか。

そんな今さら聞けない「お中元」や「お歳暮」の違いや時期、人気の贈り物、お返しなど基本的な知識やマナーについて解説していきます。

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そもそも「お中元」「お歳暮」とは

お中元やお歳暮は、いつもお世話になっている方に、日頃の感謝を伝えるために贈り物をする風習のことです。

そのため、必ず誰に贈らないといけない。贈ってはいけない。といったような明確な決まりはありませんが、会社の上司や取引先などに贈ることが多いです。

ご両親、親戚などの親族はもちろん、友人、知人に対しても贈っても大丈夫です。

お中元とお歳暮の違いは、大きく分けて2つあります。

の2つです。まず時季（時期）ですが、お中元は「夏」

そして、お歳暮は「冬」に贈るのが一般的です。

またお中元は、半年間お世話になった感謝を表す贈り物で、お歳暮は1年間お世話になった贈り物。と贈る時期によって若干意味合いが異なります。

また、暑中見舞い・残暑見舞いに関しては以下の記事を参考にしてください！

お中元もお歳暮も地域によって、贈る時期が異なります。

諸説あるため、厳密に守る必要性はありませんが、早すぎたり遅くなりすぎなように気をつけましょう。

	お中元	お歳暮
時季	関東…7月1日～7月15日まで関西…7月下旬～8月15日まで (細かい時期については、地域によって多少の前後さがあります)	関東…12月初旬～12月31日関西…12月13日～12月31日 (細かい時期については、地域によって多少の前後さがあります)
意味合い	半年間お世話になった感謝を伝えるための贈り物。	1年間お世話になった感謝、そして次の年の挨拶を伝える贈り物。

両方送るのは負担がかかるという方は、1年間の感謝を伝えるお歳暮がおすすめです。

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お中元・お歳暮の予算相場は、3000~10000円程度と言われています。

多くの人に送る必要があって、なるべく予算を抑えたい場合は2000円前後の詰め合わせギフトなどがおすすめです。

反対に、高価な金額の高い物はかえって気を使わせてしまいますし、相手が贈る際に困らせてしまう可能性があるので注意しましょう。

続いては、お中元やお歳暮のの氏の書き方について解説していきます。

お中元やお歳暮は、の贈り物には必ず熨斗紙を掛けて送るようにしましょう。

形状の都合上、のしをかけることが困難な場合は必要ありませんが、基本的には必要です。

表書きや名前は、できるだけマジックペンなどではなく筆ペンや毛筆を使いましょう。

熨斗の水引きには「赤白蝶結び」「赤白結び切り」「黒白結び切り（黒水引）」など種類があるので状況によって使い分けが必要になります。

お中元やお歳暮は「蝶結び（花結び）」が最適です。水引きの本数も選ぶことができる場合は、5本か7本の水引を選びましょう。

	種類別の意味合い
「赤白蝶結び」	「赤白蝶結び」は、結び目を何度でも簡単に結び直せることから、「何度繰り返しても良いお祝い事やお礼」などに用います。
「赤白結び切り」	「赤白結び切り」は、「赤白蝶結び」とは違って、結び目が簡単にほどけません。よって、一度きりであってほしいお祝い事に用います。また、これらの内祝いにも最適です。
「黒白結び切り」	「黒白結び切り」は、告別式前後の御霊前や御供に用います。