今回は、台湾の方へのおすすめのプレゼント、そしてプレゼントする際に知っておきたいタブーな贈り物や正しいギフトマナーについても解説していきます。
【関連記事】
台湾ってどんな国?
そもそも台湾とはどんな国なのでしょうか。
台湾の正式名称は中華民国ですが、日本を含め世界の多くでは、台湾(たいわん)といった名称で呼ばれています。
そんな台湾の首都である台北と日本の首都東京は2100kmで時差は1時間ほどです。そのため観光客や留学する方も多く台湾の方へプレゼントする機会は多いです。
また、台湾と日本の関係性ですが、台湾は新日家が多い国だと言われています。これは1895年から1945年中国の敗戦により、この50年間日本統治時代となったことが理由の一つです。
その統治した50年で日本人は、台湾のライフラインを整え、農業の発展に尽力しました。そのため、その歴史の名残もあり台湾人の方々は日本人に対して良い印象を持っています。
また現代でも、台湾から日本への観光や留学は非常に多く、政治面でも台湾と日本は友好的な関係です。
避けた方がよいプレゼント
それでは、ここからは台湾人の方へ避けた方がよいプレゼントをご紹介していきます。
時計(とけい)
台湾人へのプレゼントに、置き時計や掛け時計ののプレゼントはタブーだと言われています。
これは、台湾(中国圏)での時計の発音に理由があります。
台湾での時計の発音は、鐘(ジョン)と言い、これは終わりを意味する「終」と発音が同じです。
また、時計を贈ることを、台湾では送鐘(ソンジョン)と言い、これも最期を看取るという意味の送終(ソンジョン)と発音が同じことから、縁起が悪くタブーだと言われています。
しかし、腕時計の場合は、発音が手錶(ショウビィャォ)になるため気にする必要はありません。
ハンカチ/タオル
日々の生活で欠かせないハンカチやタオルもプレゼントの際には注意が必要です。
必ずしもプレゼントにタブーいうわけではありませんが、タオルやハンカチは「涙を拭くもの」というイメージが強いため、別れを連想させてしまいます。
そのため、できるだけお祝いの場面での贈り物としては避けた方が良いです。
靴(くつ)
台湾では、靴のプレゼントは失礼になってしまうためタブーだと言われています。
その理由は靴を贈ることに「この靴を履いて私から遠ざかってほしい(去ってほしい)」という意味が込められているからです。
また、発音が「邪」と同じため縁起が悪いとも言われています。
包丁/ハサミ
包丁やハサミなど、刃物の贈り物は日本と同じくタブーとされています。
日本では、「縁が切れる」から「別れ」を連想させるためタブーとされていますが、これは台湾でも同じく別れを連想させてしまったり、運気を断ち切ることを連想させるため理由からタブーとされています。
傘(かさ)
傘の贈り物も発音が理由で縁起が悪いとされています。
傘の発音は「サン」と言いますが、これは別れを意味する「サン」と同じことから、散り散りになることを連想させてしまいます。
傘をプレゼントする機会自体が、そもそも少ないとは思いますが、気をつけましょう。
扇子(せんす)
扇子も、傘と同様発音が「サン」という理由から別れを連想させるためタブーとされています。
気にしすぎる必要性はありませんが、台湾人の方へ扇子をプレゼントする際には注意しましょう。
蝋燭(ロウソク)
ロウソクやキャンドルは、お葬式や人が亡くなった際に使用するものなので、プレゼントとしては避けた方が良いです。
特にアロマキャンドルなどは人気が高く、プレゼントとしても人気が高いですが、贈る際は相手が不快になってしまわないように配慮が大切です。
鏡(かがみ)
日本でも鏡は、割れるもののため鏡を贈ると「関係が割れてしまう(壊れてしまう)」と言ったような言い伝えがありますが、台湾でも鏡はタブーとされています。
鏡を贈る行為には「自分の姿を見なさい」と言ったような相手の容姿を否定してしまう意味合いにつながってしまうため注意が必要です。
風鈴(ふうりん)
夏の風物詩でもある風鈴はプレゼントとしてはタブーです。
なぜなら、風鈴の発音が「フォンリン」で、これは別れを意味します。そのため縁起が悪くプレゼントには適していません。
梨(なし)
梨の発音が、台湾(中国圏)での「離」と似ているため別れを連想させてしまいます。
プレゼントに梨を贈る機会は少ないかもしれませんが、ちょっとした差し入れやお見舞いの贈り物には注意しましょう。
白い菊の花
白い菊の花は、お葬式で使用されるため縁起が悪く、お祝いシーンには相応しくないとされています。
日本でも縁起の悪いお花は、いくつか存在します。以下の記事にまとめていますのでぜひご覧ください。
中国製のもの
中国製品自体が縁起が悪いわけではないので、タブーではありませんが中国製の物は避けた方が良いかもしれません。
理由として、台湾で中国製のものは質が悪いというイメージが強くあまり好まれません。(※必ずしも中国製品の品質が悪いということではありません)
また政治的にも中国と台湾はどちらかといえば仲が悪いため、中国産のものや中国製のものを贈る場合は注意が必要です。
台湾ならではの文化や風習
つづいて、台湾ならではの文化や風習の違いについてご紹介していきます。
台湾式の誕生日祝い
日本と台湾では誕生日の祝い方が少し違います。
日本では誕生日の際、周りの方が誕生日の方へケーキを用意しお祝いするのが一般的ですが、台湾では誕生日である本人が誕生日の準備をし、お祝いをします。
これは周りの方への感謝、そして幸せのお裾分けといった意味合いがあります。
日本でも、結婚や出産などめでたいことがあった際に自主的に内祝いを行う文化はあるため、これに近い考え方が存在します。
また台湾では、誕生日プレゼントは、誕生日当日より少し早めに贈る傾向にあるそうです。遅れてしまわないよう気をつけましょう。
現金の贈り方
お祝いで台湾の方へ現金を贈る際は「紅包袋」に入れて贈りましょう。
また、日本ではお金の枚数は奇数が良いとされていますが、台湾では偶数が縁起が良いとされています。しかし「4」は死を連想させてしまうためこちらは例外です。
ラッピングの色
ラッピング等をする際は、白一色になってしまうのは縁起が悪く避けた方が良いです。
反対に縁起が良く、お祝い時にふさわしいのは「赤色」だと言われています。
他にも金色なども縁起が良く上品なためおすすめです。
喜ばれるおすすめギフト
最後に、台湾人の方に喜んでもらえるおすすめギフトをご紹介します!
甘いスイーツ
台湾スイーツブームが日本でも度々訪れていますが、台湾では多くの人々に甘いスイーツは愛されています。
そのため、プレゼントや手土産としておしゃれなスイーツや日本のお菓子がおすすめです。
日本製の電化製品
台湾では、日本製のものは品質が良いというイメージが強く好まれる傾向にあります。
そのため、日本製の最新のキッチン家電や便利なガジェットはきっと喜んでもらえる贈り物になります。
日本酒
お酒好きの方には、日本酒のプレゼントがおすすめです。
台湾と日本はとても近い距離ではありますが、そこまで日本酒は馴染みのあるものではありません。
そのため、珍しくプレゼントとして価値のある贈り物になります。相手の好みがわからない場合は飲み比べセットなどがおすすめです。
アニメグッズ
日本のアニメや漫画は、台湾でも多くの人々に親しまれ愛されています。
そのため、日本限定のアニメグッズやフィギュアなどはファンの方には他にはないぴったりなプレゼントになります。
また、アニメやたらデザインされたフォトケーキもおすすめです!