今日はお中元/お歳暮ギフトで贈ってはいけない縁起の悪いタブーな贈り物や注意が必要なものついて解説します。また後半では喪中の方にお中元・お歳暮を贈るときのマナーなどについてもご紹介いたします。
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注意が必要なお中元/お歳暮ギフト
お中元やお歳暮はお世話になった方へ向けて、感謝の想いを込めてする贈り物のことです。
贈る際に注意が必要なものや、縁起が悪いものを贈ってしまうと、せっかくのお中元ギフトも失礼になってしまいます。
そうならないためにも、しっかり見ていきましょう!
日本茶
日本茶や緑茶などは多くの人に好まれるものですが、お中元/お歳暮ギフトでは避けた方が良い場合があります。
それは、日本茶や緑茶は葬儀や法事などお悔やみごとの引き出し物用いられることが多く、それらのシーン以外で贈るのは縁起が悪いと言う考え方があるからです。
昔ながらの考え方や縁起面を大切にされている方には贈るのを避けた方が良いでしょう。
ハンカチ
ハンカチギフトは、誕生日やクリスマスなどでも贈られることが多いギフトの一つですがこちらも縁起が悪いといった考え方があります。
それは、ハンカチは日本語で手切れとも言うことから、縁が切れることを連想させるからだと言われています。
またハンカチで涙を拭くことから、別れを連想させるため感謝の贈り物にはふさわしくありません。
もしタオルギフトを贈るのであればハンカチではなく、定番人気の今治バスタオルなどがおすすめです。
履物類
上司や取引先など、目上の方に対して靴下や靴などの履物類の贈り物は「足で踏みつける」という意味合いがあるとされ、タブーとされています。
お中元/お歳暮は食品類の詰め合わせなどが人気なので、食品以外を贈るケースは珍しいかもしれませんが、もし靴下やビジネスシューズを贈ろうと検討していた方は気をつけてください。
文房具・仕事道具類
続いて同じく目上の方への贈り物には、万年筆やペンなどの文房具またビジネスバッグや専門的な工具など仕事道具類の贈り物も避けた方が良いです。
理由は、文房具や仕事道具の贈り物には「もっと真面目に働いてください」「もっと勤勉に」といったような意味合いがあるからだと言われています。
後輩や同期の場合は特に問題ありません。
花・植物類
お花や植物自体がお中元ギフトとして問題がある訳ではありませんが、縁起の悪い花言葉が込められているお花や植物には注意しましょう。
そういった縁起の悪い花言葉のある植物は以下の記事でまとめています。ぜひ参考にしてください。
金券・現金類
商品券などの金券や現金は、明確に金額がはっきりわかってしまうため、特に目上の方へのお中元ギフトにはふさわしくないと言われています。
また相手に「ギフト選びが面倒くさかったのかな」や「お金に困ってると思われているのかな」と勘違いされてしまうかもしれません。
そのため、もし金券類を贈る際はお菓子などの詰め合わせと一緒に贈ったり、もしくは金額のわからない体験ギフトがおすすめです。
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生もの・冷凍食品
生鮮食品やフルーツ、冷凍食品はお中元/お歳暮ギフトとしてとても人気ですが、注意点もあります。
特にお中元の季節は「夏」です。
生もの類はすぐに腐ってしまったり、溶けてしまう可能性があります。
そのため、贈る際には必ずクール便を活用しましょう。
また事前にクール便で送る旨を伝えたり、冷蔵庫に収まる量を送るなど、お相手が保存に困らないよう配慮することが大切です。
フルーツなども定番ギフトですが、腐らさせてしまいがちなため、注意しましょう。
アルコール類
ビールの詰め合わせやお酒など、アルコール類は人気のお中元/お歳暮ギフトの一つですが、アルコール類は好きな人と嫌いな人ではっきり分かれてしまうため注意が必要です。
お中元/お歳暮を贈る相手が沢山いる場合、複数まとめて同じお中元ギフトを購入してしまうと、相手が苦手なものを贈ってしまう可能性があります。そうならないためにも相手によって贈るものを変えるようにしましょう。
四個入り・九個入りのもの
お菓子やジュースなどの詰め合わせのお中元ギフトを贈る場合は、「4個入り」「9個入り」をできるだけ避けましょう。
理由はそれぞれ、4は「死」9は「苦」と読んだ時の音が同じで、それらを連想させるため古くから縁起の悪い数字とされてきました。
また反対に縁起の良い数字は、「末広がり」や「無限」という意味を持つの8です。
細かいことですが、感謝の贈り物だからこそ個数などにも注意してください。
ちなみに、櫛は「くし」とどちらの音も入っているため贈り物としてはタブーとされています。
包丁など刃物類
お中元関係なく、包丁などの刃物類は、切れることから「縁が切れる」ことを連想させるため贈り物としては相応しくないと言われています。
「お中元ギフトで包丁が欲しい」と要望があった場合はもちろん大丈夫ですが、それ以外の場合では贈らない方が良いでしょう。
喪中の場合はどうすれば良い?
自分や相手が喪中の場合でもお中元を贈っても大丈夫です。
ただし、マナーとして
・四十九日が過ぎるまで贈らない
・無地熨斗、または白の短冊のしを使用
こちらの2点を守るようにしましょう。特に贈る場合、忌中の時期はお相手のご遺族の気持ちも配慮し四十九日が過ぎるまで待ちましょう。
そのことにより、お中元の時期がすぎてしまった場合は「暑中見舞い」や「残暑見舞い」として贈ると良いです。
熨斗の書き方について
お中元の熨斗の書き方については以下の記事を参考にしてください。
書き方例のテンプレートなども載せています。
(以下はお中元の熨斗についてですが、お歳暮も基本的には変わりません。ぜひ参考にしてください)
贈る時期・金額相場について
贈る時期や金額相場については、以下の記事にまとめています。ぜひご確認ください!
感謝を込めたお中元/お歳暮ギフトを
今回はお中元で贈ってはいけないもの・注意が必要なものをご紹介しました。
お中元やお歳暮は、お世話になった方へ感謝を込めてする贈り物です。せっかくの贈り物で相手を不快にさせたり、嫌な気持ちにさせてしまわないためにもマナーに十分注意しましょう。
またお中元におすすめなギフトについては以下の記事を参考にしてみてください!!