今日は、結婚祝いで縁起の悪いとされているタブーな贈り物と忌み言葉など、NGなお祝いメッセージについてご紹介していきます。
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縁起の悪い贈り物
早速、結婚祝いで縁起の悪い贈り物や、結婚祝いにはあまりふさわしくない贈り物をご紹介していきますが、その前に結婚祝いの予算相場についても把握しておきましょう!
結婚祝いの予算相場は、10000〜30000円前後と言われています。
その他、結婚祝いに関するマナーは以下の記事を参考にしてください!
鏡・陶器(割れ物)
鏡や陶器、グラスなどの割れ物は、バラバラに割れてしまうことから「別れ」を連想させるため結婚祝いの贈り物としてはNGとされています。
しかし、新生活をスタートする上で食器やペアグラスなどは定番で人気の贈り物でもあります。
結婚は特に縁起を担ぎたい人が多いため、食器等を贈りたい場合は、素材が「木」や「ステンレス」など割れない素材を選ぶと良いです。
また結婚祝いでグラスやカップをもし贈るのであれば、縁起の良いペアものが喜ばれます!
包丁・ハサミ(刃物類)
包丁やハサミ、フルーツナイフなどは、生活する上で便利なアイテムですが、「切れる」ことから「縁が切れる」といった悪い捉え方が存在します。
しかし包丁は悪い意味だけではなく、「魔を断ち切る」や「未来を切り開く」といった良い意味もあるため贈る場合は、勝手に贈らずに相手に確認、もしくは事前に意味を伝えた上で贈りましょう。
また、誤解を生まないためにも包丁などを贈る際はブランドものの高級品などを選ぶと良いです。
日本茶・緑茶
日本茶や緑茶などが縁起が悪いとされている理由は、香典返しや法要返しなど不祝儀の引き出しもので用いられることが多く、「死」を連想させやすいからだと言われています。
またお茶を配ることは、故人とのお別れの意味合いも込められているため結婚祝いの贈り物としてはふさわしくないと言われています。
お茶の詰め合わせなどを贈る場合は、紅茶やハーブティーなどがおすすめです!
白いハンカチ
ハンカチは、手切れとも言います。
そのことから、手切れ=縁を切ることを意味するため、捉え方によってはとても縁起が悪い贈り物になります。
また白い布は弔事の際に使用する布を連想させてしまうため特に白いハンカチには気をつけましょう。
もしハンカチを贈る場合は「白色」を避ける、または今治タオルなどのタオルギフトを選ぶと喜んでもらえます。
ベビー用品
結婚をしたからといって、必ず出産すると言うわけではありません。
あらかじめ、授かり婚だとわかってる場合はベビー用品の贈り物でも喜んでいただけるかもしれませんが、まだこれから。と言う方には焦らせてしまうため避けた方が良いです。
ベビー用品の贈り物は、出産祝いとして贈りましょう。
4個入り・9個入りのギフト
4と9は死と苦を連想させる縁起の悪い数字だと言われています。
そのため、詰め合わせのギフトを贈る際、4個入りや9個入りのものは避けた方が良いです。
これはお花を贈る場合の本数も同様です。
また偶数も、割り切れてしまうため結婚祝いにはふさわしくありません。(8のみ末広がりで逆に縁起が良いと言われています)
消耗品・消えもの
消耗品や消えものも「消える」ということから2人の幸せが消えることを連想させるため、縁起が悪いといった考え方があります。
あまり気にしすぎる必要もありませんが、念のため頭に入れておきましょう。
NGなお祝いメッセージ
続いて、結婚祝いのお祝いメッセージのNGワードをご紹介していきます。
せっかくのお祝いの言葉も間違えてしまうと、相手にとって不快に感じてしまうかもしれません。そうならないためにも事前にNGワードを知っておきましょう。
忌み言葉とは
忌み言葉(いみことば)とは、忌みはばかって使用を避ける語
Wikipediaより
つまり簡単に言うと縁起の悪い言葉のことです。
不幸や不吉を連想させるため、使うことを避けた方が良いと言われています。
忌み言葉一覧
結婚祝いのお祝いメッセージで、避けないければならない忌み言葉は数多くあります。
お祝いのメッセージを考えている際は、自分の文章に忌み言葉がないかしっかり見合わせてみましょう。
別れや再婚を連想させる忌み言葉
別れる、切れる、離れる、離婚、離縁、帰る、帰す、終わる、破れる、割れる、去る、飽きる、捨てる、冷える、忙しい、壊れる、消える、降りる、枯れる、嫌う、薄い、疎遠、浅い、憂い、おしまい、返す、ほどける、裂ける、放す、戻る、戻す、繰り返す、再び、再度、再婚、再三、二度、二回など,,, |
不幸や死を連想させる忌み言葉
別れる、切る、切れる、離れる、離婚、離縁、終わる、終える、破れる、破る、割る、割れる、去る、痛い、痛み、飽きる、捨てる、負ける、病む、病気、冷える、冷める、倒れる、忙しい、忘れる、流れる、流す、壊れる、壊す、消える、降りる、滅ぶ、滅びる、枯れる、死ぬ、亡くなる、四、4、九、9、焦る、憂い、散る、悲しむ、無し、無くす、おしまい、醤油、塩、ほどける、とんだこと、とんでもない、ご生存中、生きている頃、しめやかに、仏、葬式、褪せる、衰える、更に、さらに、僧、すり鉢、短い、逝く、涙、梨、猿、すり箱、スルメ、忌み、悪い、相次いで、相次ぎなど,,, |
句読点・重ね言葉にも注意
また、忌み言葉以外にも「句読点」と「重ね言葉」にを気をつける必要があります。
句読点には、その名の通り文を切ったり、終わらせたりするときに使います。
そのことから、「切れる」「終わる」といったことを連想させるため、お祝いのメッセージを書くときには使用しない方が良いと言われています。
また、「くれぐれも」「度々」「しばしば」「たまたま」「重ね重ね」など同じことを繰り返す重ね言葉も、お祝いのメッセージには避けた方が良いですが深く気にしすぎる必要性もありません。
結婚祝いの熨斗のマナー
結婚祝いの贈り物には、一般的に熨斗(のし)をかける必要があります。
結婚祝いの熨斗には「結び切りの水引を使用する」など細かなマナーがあるため、間違えないように気をつけましょう。
結婚祝いの熨斗のマナーについては以下の記事を参考にしてください
心からの祝福を。
今日は結婚祝いをする上での、ギフトマナーや手紙のマナーについて解説しました。
せっかくのお祝いの日にうっかり縁起の悪い贈り物や言葉を贈ってしまうと、相手に嫌な思いをさせてしまうかもしれません。
しっかりとマナーを踏まえて、心から気持ちよく祝福してあげてくださいね。