今日は、結婚内祝いや出産内祝いなど「内祝い」の贈ってはいけないタブーな贈り物についてご紹介します。
また内祝いやお返しの違いや、金額の相場、熨斗などのマナーについても解説していきます!
内祝いとお返しの違い
最近では内祝いとお返しは、同じ意味だと思われがちですが、正確には違います。
この2つの違いとはいったい何でしょうか?
お返しとは
まずお返しは、結婚祝いや出産祝いなどお祝いごとの際に、贈り物等をいただいた感謝の想いを込めてお礼の贈り物をすることです。
内祝いとは
本来の内祝いとは、出産した、結婚した・出世した、退院した、新築を建てた。などなど、おめでたいことがあった方がそのお披露目や幸せのお裾分けとして、自主的に贈り物を贈ることを指します。
しかし、最近では自主的に内祝いをする習慣が減り、お祝いをしてくださった方へのみ、お返しをすることが増えてきました。
そのことから、現在では内祝いとお返しはほぼ同じ意味として捉えられるようになったため、内祝い=お返し と言う認識で問題ありません。
内祝いにタブーな贈り物
ここからは、本題の内祝いのタブーな贈り物をご紹介していきます。
お返しとして内祝いを贈る場合は、特に感謝の御礼でもあるため失礼のないようにしなければなりません。
間違えて縁起の悪い贈り物やタブーな贈り物をおくってしまわないように注意しましょう。
ハンカチギフト
ハンカチギフトは、ちょっとした贈り物として人気のプレゼントの一つです。
しかし、注意も必要です。ハンカチは手切れとも言われることから、手を切る→縁を切ることを連想させるため、気にされる方がいます。
また特に白いハンカチは、葬儀などの際、顔にかける白い布を連想させるため縁起が悪いため注意しましょう。
おしゃれなデザインや、刺繍されているようなものの場合は特に気にする必要はありません。
櫛(くし)
櫛は、読み方が、苦と死の語呂合わせできているため縁起の悪いものだと言われています。
そのことから昔、嫌がらせの贈り物として使われていた。と言われているほどです。
9個入り・4個入りギフト
「苦」と「死」と同じ読み方の数字の9と4も櫛と同じく縁起が悪いと言われています。
そのため、お菓子等の詰め合わせギフトなどを贈る際、9個入りや4個入りのものは避けましょう。
日本茶・緑茶
日本茶や緑茶自体には、悪い意味はありません。
しかし日本茶や緑茶は葬儀などの不祝儀の引き出しものとして使われることが多く、死者を連想させてしまいます。
そのことから、なるべく避けた方が良いでしょう。
靴・靴下
相手が目上の方の場合、靴や靴下の贈り物は避けた方が良いです。
目上の方へ靴や靴下の贈り物には、「踏みつける」などの意味合いがあるとされ、タブーとされています。
刃物類
包丁などの贈り物は、切れることから「縁が切れる」と連想させるため避けた方が良いと言われています。
便利で使い勝手が良いため、貰って嬉しいと言う方もいますが、気にされる方もいるため注意しましょう。
生モノ
生モノは、タブーな贈り物ではありませんが賞味期限が短かったり冷蔵庫のスペースの確保など、管理事態が相手になるため困らせてしまう可能性があります。
できれば、相手の好きなタイミングで食べることのできるものを選ぶと良いでしょう。
内祝い(お返し)の金額相場
内祝い(お返し)の贈り物の金額相場は、◯◯円と決まってるいるわけではなく、いただいた贈り物の金額によって変動します。
金額の相場は、いただいた贈り物の
3分の1の金額〜半額の金額だと言われています。
良いものを贈りたい気持ちは、とても素敵ですが、内祝い(お返し)で相手より高価なものを贈る行為は、失礼になる可能性があるため気をつけてください。
内祝いを贈るタイミング
内祝い(お返し)を贈るタイミングは、贈り物をいただいてから大体10日〜1ヶ月の間がベストです。
特に急ぐ必要はありませんが、遅すぎると忘れてるのかなと思われてしまいますので、1ヶ月以内には贈るようにしましょう。
内祝いの熨斗のマナー
内祝いの贈り物には基本的に、熨斗は必要になります。
お祝いごとによって、熨斗の表書きの書き方や水引の種類は変わるため、詳しい書き方やマナーについては以下の記事を参考にしてみてください。
感謝をこめて贈り物を
今日は、内祝いのタブーな贈り物や、金額の相場、贈る時期などについて解説しました。
せっかく贈るのに常識のない人だと思われたら悲しいですよね。
自分も相手も気持ちのよい贈り物にするためにも、ギフトマナーをしっかりと守って内祝いしてください!